泉州電業は大手電材店や大手・中小の電気工事業者に電線を卸している

泉州電業は9日、2025年10月期の連結純利益が前期比2%増の77億円になる見通しだと発表した。4年連続で最高益を更新する。半導体製造設備や工作機械向けの需要が回復する。配当は10円増の年140円とする。同日、最大5億円の自社株買いや27年10月期までの中期経営計画も発表した。取引時間中の発表を受け、株価は一時前営業日比9%上昇した。

自社株買いは発行済み株式総数(自己株式を除く)の0.6%にあたる10万株を上限に取得する。中計では、最終年度の連結売上高で前期比18%増の1600億円、経常利益で21%増の130億円を目指す。配当性向は35%以上(前期は30%強)、自己資本利益率(ROE)は15%以上(同14.4%)とした。

同日発表した24年10月期決算は売上高が前の期比9%増の1361億円、純利益は28%増の75億円だった。データセンターなどの建設向けや自動車製造ライン向けの旺盛な電線需要が寄与した。

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