パラスポーツパークは人工芝コートなどを備え、ブラインドサッカーなど10種類以上のスポーツに対応する

小型産業用ロボットのアイエイアイ(静岡市)は本社敷地内に「IAIパラスポーツパーク」を完成させた。10種類以上の障害者スポーツに対応し、2025年1月に稼働する。事業費は約3億5000万円。多様なパラスポーツを楽しめる専門施設を企業が整備するのは珍しく、障害者スポーツの振興に協力する。

敷地面積は3805平方メートル。視覚障害者らの「ブラインドサッカー」、上肢や下肢に切断障害がある人の「アンプティサッカー」などに使える幅20メートル・奥行き40メートルの人工芝コート、雨天も使え車いすバスケットボールなどができるテントハウス、更衣室などクラブハウスを備える。観客席は160席。夜間用の照明設備もある。

雨天でも使えるテントハウス構造のエリアもある

運営は障害者へのサッカー競技の普及に取り組む静岡FIDサッカー連盟に委託する。今後は全国の選手の練習や試合のほか、地元の小中学校の授業などにも開放する。石田徹社長は7日の竣工式で「県外を含め多くの方が来てパラサッカーが盛んになりコートが増え全国大会が静岡でできれば」と話した。

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