【北京共同】中国の李強首相は9日、国際通貨基金(IMF)など国際機関の首脳との対話会を北京市で開いた。李氏は「中国は平等で秩序ある世界の多極化や寛容な経済グローバル化を推進していく」と訴え、保護主義的な政策を唱えるトランプ次期米大統領を暗にけん制した。会合開催には中国の国際的な主導権を強める狙いもあるとみられる。
IMFのゲオルギエワ専務理事や世界銀行のバンガ総裁、世界貿易機関のオコンジョイウェアラ事務局長らが出席。中国が主導するアジアインフラ投資銀行なども含めて計10の国際機関の首脳が参加した。
李氏は「一部の国はややもすれば関税を引き上げ、保護主義の壁を築いている」と批判した。
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