石川県の能登半島などでの通信網強化を説明するNTTドコモの竹内宏司災害対策室長=9日午後、東京都港区

 NTTドコモは9日、石川県の能登半島など全国6地域で、携帯電話サービスの通信施設を結ぶ光ファイバーの主要回線を、現状の2ルートから3ルートに増強すると明らかにした。1月の能登半島地震では回線が断絶して大規模な通信障害が起きており、災害時の通信サービスの停止を防ぐ狙いがある。

 6地域は他に、津軽(青森県)、房総(千葉県)、知多(愛知県)、紀伊(三重、奈良、和歌山県)の各半島と平戸島(長崎県)。いずれも地形上、災害時に孤立する恐れがある。来年度末をめどに主要回線を3ルートに増やし、米スペースXの衛星インターネットサービス「スターリンク」を活用して携帯基地局との通信も強化する。

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