システム開発のFusicは豊橋技術科学大学(愛知県豊橋市)と日本語音声の合成に関する共同研究を始めると発表した。合成音声の活用は近年広がってきたが、聞き手に違和感を与えるケースはなお少なくない。同大の研究成果を取り入れ、より自然な発話ができる技術を開発する。

具体的には、文章の内容や感情表現を踏まえてイントネーションを変える技術などの実現を目指す。同大の音声言語処理研究室(北岡教英教授)と研究を進める。同社はこうした技術が確立できれば「日本語の正しさが求められる企業や自治体での音声活用が進む」とみており、「さまざまな産業分野への応用を目指す」としている。

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