太陽誘電は9日、東北大学と共同で燃料電池などの高温エネルギー変換機器の研究を始めたと発表した。水素と酸素で発電し二酸化炭素(CO2)を排出せず、発電効率が高い固体酸化物形燃料電池(SOFC)などが対象。同大の解析技術を使い開発スピードを高める。研究期間は2027年9月までの3年間。

10月に共同研究組織を立ち上げた。太陽誘電は積層セラミックコンデンサー(MLCC)で培った製造技術を使った燃料電池の試作品を23年に初めて公開した。ほかにも水素製造に使う「SOEC(固体酸化物形電解セル)」についても共同で研究する。

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