内閣府が発表したことし7月から9月までのGDPの改定値は、物価の変動を除いた実質の伸び率が前の3か月と比べてプラス0.3%でした。

これが1年間続いた場合の年率に換算するとプラス1.2%となり、11月15日に発表された速報値から0.3ポイント上方修正されました。

GDPの伸び率がプラスとなるのは2期連続です。

GDPの半分以上を占める「個人消費」は、自動車販売の最新の統計を反映した結果、前の3か月からの伸び率が速報値のプラス0.9%からプラス0.7%に引き下げられました。

一方、企業の「設備投資」は、速報値のマイナス0.2%からマイナス0.1%に上方修正されました。

また、「輸出」は外国人観光客の増加を反映してプラス1.1%に、「住宅投資」はリフォーム件数の増加でプラス0.4%にいずれも引き上げられました。

7月から9月までのGDPは個人消費に支えられてプラスとなった形ですが、認証不正の問題で落ち込んでいた自動車販売の回復や、災害に伴う備蓄需要など一時的な要因もあったと見られ、今後も消費の伸びが続くかが焦点となります。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。