イトーヨーカ堂は6日、千葉市の店舗で体験型のおもちゃ売場を開業したと発表した。従来の子供関連売場の面積を広げ、3つの遊具施設を設置した。砂場を用意するなど、屋内にいながら公園で遊ぶような体験ができる。家族連れを利用対象とし、売場の売上高を前年比4割増に引き上げることをめざす。
「TOYLO PARK」(トイロパーク)をイトーヨーカドーアリオ蘇我店(千葉市)に設置した。売場面積は約2000平方メートルと改装前から3割拡大した。施設内には砂場やボールで作ったプールなどの3つのエリアを設置した。
砂場では水のように動く砂を使っており、五感をつかって楽しめる。砂場エリアの利用料金は平日600円、土日祝日は800円で3時間遊べる。対象年齢は4〜12歳。
イトーヨーカ堂は2021年からトイロパークの展開をはじめ、現在5店舗を運営している。23年に開業した横浜の店舗では、改装前に比べ売上高が6割増えるなど好調に推移する。店内の食品スーパーでもお菓子の売り上げが伸びるなど、改装の効果が館全体に影響した。ヨーカ堂は、25年度内にさらに2店舗でトイロパークを開く計画だ。
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