群馬大学と浅間高原麦酒が開発した「こんにゃくビール」の第2弾はフルーティーな味わいに仕上げた

群馬大学と浅間高原麦酒(群馬県嬬恋村)は5日、群馬特産のコンニャクイモを生かした「こんにゃくビール」を売り出した。6月に県内の一部のファミリーマートで500本を販売したが数日で完売。今回は県産大麦麦芽を95%使うなど他の原料も地元にこだわり刷新した。県内の約半数のファミマ53店で2000本を販売する。

前回のほのかなコンニャクの風味や苦みを今回は感じさせず「甘みもあり、香りのいいフルーティーなエールビール」(浅間高原麦酒の黒岩修社長)に仕上げた。1本330ミリリットル入りで価格は704円。

リニューアルした「こんにゃくビール」を手にする関係者ら(5日、前橋市)

群馬県が国内生産の9割超を占めるコンニャクイモは需要減少で取引価格の低下が著しく県内生産者が苦しむ。群馬大食健康科学教育研究センターは用途拡大を目指し、コンニャクイモが含む食物繊維「グルコマンナン」を糖化する技術を開発。東和銀行の仲介でビール開発に至った。

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