アルツハイマー病治療薬「レカネマブ」はメキシコで承認を取得、南米地域では初めてとなる

エーザイは5日、米バイオジェンと開発したアルツハイマー病治療薬「レカネマブ(製品名レケンビ)」についてメキシコの規制当局から新薬承認を取得したと発表した。承認は米国や日本、中国などに続き9カ国・地域目で、南米地域での承認取得は初めてとなる。

メキシコの規制当局である連邦衛生リスク対策委員会から11月26日付で承認を取得した。年内の発売を予定しており、まずは保険外市場での販売を想定する。エーザイによると、メキシコでのアルツハイマー病有病者数は約130万人と推計される。

レケンビは病気の進行を緩やかにする効果を証明した世界初の医薬品で、米国や日本、中国、英国などで承認を取得、発売している。エーザイは2025年3月期のレケンビの世界売上高を前期比9.9倍の425億円と見込んでいる。

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