金融庁が立ち入り検査を始めたのは、名古屋市に本社がある中古車販売会社で東証プライム市場などに上場する業界大手の「ネクステージ」です。

この会社は保険代理店を兼業していて、去年、複数の従業員が友人などの名義を使って自動車の保険契約をねつ造していたことが明らかになり、当時の社長が辞任する事態となりました。

関係者によりますと、こうした中、金融庁はこの会社の保険金請求について不正が行われていなかったかを明らかにする必要があるとして、立ち入り検査に踏み切ったとみられます。

中古車販売の業界では旧ビッグモーターで保険金の不正請求の実態が浮き彫りとなり、金融庁はこれまで複数の中古車販売会社に立ち入り検査を行っています。

金融庁は業界内で不正な請求が横行していなかったか解明を急ぐ方針です。

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