3日の米ニューヨーク外国為替市場で円高が進み、一時1ドル=148円台をつけた。約1カ月半ぶりの円高ドル安水準。米連邦準備制度理事会(FRB)が12月に利下げするとの観測が高まり、円買いドル売りが広がった。
FRBのウォラー理事は2日の講演で、「現時点では、私は12月の会合で政策金利の引き下げ支持に傾いている」と発言した。一方で、日本銀行が12月の会合で利上げするとの見方も強まっている。日米の金利差が縮むとの思惑から円高ドル安が進んだ。
また、韓国の大統領が日本時間3日夜に「非常戒厳を宣言する」と述べたことで、韓国の通貨ウォンが大きく下落。対ドルで約2年ぶりの水準まで値下がりした。リスクを回避しようと投資家が円を買ったとの見方もある。
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