茨城交通が茨城県日立市で運行する「ひたちBRT」(同市提供)=共同

国土交通省関東運輸局は茨城交通(水戸市)が茨城県日立市内で運行するひたちBRT(バス高速輸送システム)の一部区間で、特定の条件下で運転手が不要な「レベル4」での自動運転を認可した。県内でのレベル4の認可は初めてで、2024年度中にまず運転席に運転手が座った有人状態でレベル4による営業運転の開始を目指す。

専用道を走るBRTの南部図書館―河原子間の約6.1キロが対象で、レベル4の認可区間としては全国最長。時速40キロメートル以下での走行のほか、路面凍結時や強風・豪雨など悪天候時に自動運行はしないことなどを条件に11月26日付で認可した。

ひたちBRTでの自動運転は国がレベル4実現へ各地で後押しするプロジェクトの一環で、システム開発を担う先進モビリティ(茨城県つくば市)などとともに実証実験を重ねている。

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