展示されたドローンについて説明を受ける若宮防衛相補佐官(左から3人目)=2日、東京都新宿区

防衛省は2日、都内で防衛産業への参入を促すための展示会を開催した。無人機や宇宙、医療などの技術を持つ中小企業40社が参加した。防衛省・自衛隊や防衛関連企業への説明や商談の機会を設けた。

安全保障分野での人工知能(AI)の活用も進む。展示会には検知した電波をAIで解析する日本コントロールシステム(東京・渋谷)や、宇宙やサイバーといった新領域も含めた指揮統制をAIで支援するプラットフォームを開発するスカイゲートテクノロジズ(東京・渋谷)などが参加した。

24時間連続して稼働できる有線無人機(ドローン)を展示したAileLinX(広島県府中市)は基地・駐屯地警備を念頭に製品を説明した。HATO(東京・千代田)はアレルギー反応が出にくい止血パッドを開発し、世界6カ国の軍などで採用されたとした。

展示会は2016年に初めて開催して以降、23回目となる。若宮健嗣防衛相補佐官が出席し「防衛装備品の製造や維持・整備で優れた技術や製品を活用できれば技術的優位の確保、サプライチェーンの強靱(きょうじん)化につながる」とあいさつした。

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