ヤマダHDは11月28日から積立預金のサービスを始めていた

ヤマダホールディングス(HD)は2日、積立預金サービスで満期に10%のポイントを還元するキャンペーンを撤回したと発表した。通常の還元率に5%を上乗せするキャンペーンを発表していたが、申し込みが「想定をはるかに上回った」として既に申し込みをした人向けも含めてキャンペーンを完全撤回する。

既に申し込みした利用者に対しては1口座につき3000円分、家電購入などにつかえるヤマダポイントを付与する。サービスを展開するヤマダHD傘下のヤマダデンキは「事前の想定・準備の見通しが甘かった。期待を裏切る結果となったことを重く受け止めている」としている。

ヤマダデンキは11月28日から積立預金のサービスを始め、記念キャンペーンとして早期の申込者に対して10%をポイント還元すると発表していた。満期時点の積立金額にポイントが付与されるため、毎月定額積み立てをすると「実質的な年利は約18%になる」としてSNSで話題になっていた。

29日からキャンペーンサイトが見られない状態となった。12月2日夜時点で、積立預金の紹介サイトも内容が見られなくなっている。運用を担当する住信SBIネット銀行は「今後の予定については、決定し次第改めて案内する」としている。

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