ストリーモの車両は観光地などでの利用が多い=同社提供

電動立ち乗り三輪を提供するホンダ発のスタートアップ、ストリーモ(東京・墨田)はこのほど、ベンチャーキャピタル(VC)などを引受先とする第三者割当増資で5億円を調達した。個人のサブスクリプション(定額課金)サービスの拡大や海外展開を見据えた人材採用などに充てる。

第三者割り当てはVCのデライト・ベンチャーズ、SMBCベンチャーキャピタルなどが引き受けた。ストリーモの定額課金サービスは東京、神奈川、千葉、埼玉の地域で先行的に始まった。月額9500円(税込み)から利用できる個人のサブスクの料金には税金やメンテナンス、保険などの維持費が含まれている。今後はフランス、米国でのサービス展開を予定している。

ストリーモは2021年の創業で、ホンダの社内スタートアップにより事業化された。23年から本格的な販売が始まり、個人で購入したり、観光地で設置されたりしている。同社の橋本英梨加最高執行責任者(COO)は「2025年には日本全国で使ってもらうサービスとしたい」としている。

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