コーセーは2025年1月に米ラスベガスで開催される世界最大のテクノロジー見本市「CES」に出展する。現実と仮想空間を融合させる複合現実(MR)を活用して、メークを瞬時に顔に投影するシステムを紹介する。ブースではメーク体験から商品購入までのシステム導入サービスを販売する。
プロジェクションマッピングに使うプロジェクターを提供する東京エレクトロンデバイス(東京・渋谷)と共同で出展する。化粧品業界だけでなく歌舞伎の隈取(くまどり)などもできることからエンターテインメントでの使用を想定する。座りながらあらゆるメークを体験できることで新たなニーズやメークの販促につながるとみる。
東京科学大学と共同で高速プロジェクションマッピング技術を活用し、MRのメークシミュレーションシステムを開発した。コーセーは23年からCESに同システムを展示してきた。特殊なプロジェクターが必要だったため量産が難しかったが、今回、東京エレクトロンデバイスと組むことで商業化にめどをつけた。
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