法人企業統計調査は、3か月に1度、資本金1000万円以上の3万社余りを対象に行っています。

ことし7月から9月までの金融と保険を除いた国内の企業の経常利益は、23兆124億円と、去年の同じ時期に比べて3.3%減り、7四半期ぶりのマイナスとなりました。

このうち
▽製造業は15.1%の減少で、期間中、円高が進み、自動車など輸出産業の利益が押し下げられたほか、原油価格が下落し、石油関連の企業が減益となったことが影響しました。

一方
▽非製造業は4.6%の増加で、情報通信業で人手不足に対応する設備の受注が堅調だったということです。

このほか、企業の設備投資の総額は13兆4110億円と去年の同じ時期より8.1%増えました。

このうち
▽製造業は9.2%の増加で、半導体の需要増加で生産体制を強化する動きがあったということです。

また
▽非製造業も7.4%の増加で、運輸業で、新たな鉄道車両や航空機を導入する動きがあったほか、大都市の駅前再開発に対する投資が活発だったということです。

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