オーケーエムの奥村晋一社長

「米国でトランプ新政権が始動すれば『脱炭素』の動きが短期的に踊り場を迎える可能性がある」と警戒するのはバルブ製造、オーケーエムの奥村晋一社長だ。

2024年4〜9月期の連結売上高は50億6000万円と前年同期比で14%増えた。純利益も40%増。二酸化炭素(CO2)排出が少ない液化天然ガス(LNG)燃料船向けのバルブ納入などが寄与し増収増益だった。

脱炭素の行方は業績を大きく左右する。同社は環境配慮型の船舶用燃料として期待されるアンモニア関連の製品開発にも力を入れている。それゆえに「クリーンエネルギーに取り組む欧州が(トランプ政権下)米国の影響を受ける可能性」に懸念を示す。

「大きな流れでは、クリーンエネルギーはしっかり取り組まなければならないということが世界の共通課題だ」と認識しつつ、「市場の動きに合わせて柔軟に対応していく」構えだ。

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