京葉ガスの江口孝社長が25〜27年の中期経営計画を説明した(28日、千葉市)

京葉ガスは2025〜27年の中期経営計画を発表した。ガスや電気などのサービスを契約する顧客数を24年目標より9万件多い145万件に伸ばす目標だ。ガス事業で利益を確保しつつ、再生可能エネルギーなど成長分野の投資を拡大。27年の経常利益は60億円と21〜23年平均(19億円)の3倍超、自己資本利益率(ROE)も1.3%から4.5%へ引き上げる。

エネルギー分野では、都市ガスの導管を耐震性の高いものに交換し安定供給につなげるほか、業務の見直しやデジタル化で生産性を改善する。脱炭素分野では二酸化炭素(CO2)排出を実質ゼロにする「カーボンオフセット都市ガス」の導入率を24年見通しの0.8%から2%に伸ばすほか、27年に事業活動に伴うCO2の排出量ゼロを目指す。

不動産ではガスを供給する千葉県北西部を中心に賃貸マンションなどの取得を拡大。リフォーム事業の拡充や会員サイトなどを通じて生活関連サービスで顧客との接点をつくることで、「くらしのかかりつけ」を目指すとしている。

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