松坂屋名古屋店は改装していた飲食フロアを29日に開業する(名古屋市)

松坂屋名古屋店(名古屋市)は29日、改装中の北館地下1階の飲食フロアと本館3階の海外高級ブランドのフロアを開店する。国内の百貨店で初めて酒の熟成庫を併設し、日本酒やワイン、ウイスキーなど約700種類を取り扱う店舗が出店する。現代ファッションの服飾ブランドを増やし限定商品も用意する。30〜40代の若年顧客層を開拓する。

「イマデヤナゴヤサカエ」は約700種類の酒を取りそろえ、国内の百貨店で初めて和酒熟成庫を併設する

28日、報道陣向け内覧会を開いた。北館の地下1階にある酒類売り場やレストランは面積を従来の約3倍に広げる。酒のセレクトショップ「イマデヤナゴヤサカエ」では約700種類、約2000円〜約130万円の価格帯と幅広い酒を取りそろえた。

同店は国内の百貨店で初めて酒の熟成庫を併設する。日本酒をはじめとして、ワインやウイスキーなども取り扱う。

予約制で日本産の日本酒やワインなどの熟成をテーマにして40分のセミナーを実施する。外商顧客専用の部屋を用意し日本産の酒を提案する。

ゴールデングースは開店限定デザインのスニーカーを数量限定で用意する

本館3階の海外高級ブランドのフロアは、14店舗が新規出店となる。靴を主に扱うアパレルブランド「ゴールデングース」は名古屋の名産であるしゃちほこやあんバタートーストのデザインが施された開店限定デザインのスニーカーを数量限定で販売する。

CX推進部の岩附俊英部長は「足りていなかった分野のブランドを増やしフルラインアップにした。ターゲットとする30〜40代の若年富裕層に満足していただけるのではないか」と話す。20日開店した本館4階でも若年層を取り込んでいるという。

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