旭化成は投資家からの需要が強く社債の発行額を増額した

旭化成は27日、総額1000億円の社債の発行条件を決めた。社債は4本立てで、同社の一度の起債額としては過去最大となる。投資家の引き合いが強く、当初の発行予定額の計700億円から増額した。

発行日は12月3日を予定する。調達資金は既存の長短期の借入金の返済や、スウェーデンの製薬会社カリディタスの買収で生じた短期の借入金の返済に充てる。格付投資情報センター(R&I)から「ダブルA」、日本格付研究所(JCR)から「ダブルA」の格付けを得た。

利率は3年債(200億円)が0.841%、5年債(200億円)が0.949%、7年債(300億円)が1.066%、10年債(300億円)1.402%だった。国債利回りに対する上乗せ幅(スプレッド)はすべての年限で需要調査で示したレンジの下限で決まった。

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