DICは2025年1月に米ラスベガスで開催される世界最大のテクノロジー見本市「CES」に全方位障害物回避機能を備えたドローンの試作品を出展すると発表した。衝撃から守る球体ガードをつけ、地上を転がって移動することも可能だ。新規事業の一環として事業化を目指す。
「HAGAMOSphere(アガモスフィア)」は8つのプロペラの回転を独自のアルゴリズムで制御し、機体が傾くことなく垂直に飛べる。用途については限定せず、今回の出展を機に開拓をしていく。
14日にCESの「イノベーションアワード」を受賞した。DICにとってCESへの出展は今回が初めて。他の展示内容については現時点では未定としている。中間素材メーカーとして最終製品も手掛けることで直接消費者と関わりを持ち、新規事業の早期創出につなげる。
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