車などで移動中に周辺情報を音声で案内するサービスの実証実験が、さいたま市内で始まっている。自動車部品メーカーのTPRが出資するスタートアップBashow(東京・中央)が開発したスマートフォン向けアプリ「Bashow」を市内で起動すると、3〜5分ごとにイベント情報や飲食店の人気メニューなどを知らせる。
アプリは無料でダウンロードできる。「○○という店では○○というメニューが人気です」「○○公園で今週末○○のイベントが開催されます」など、1回あたり10秒ほどの音声で伝える。常に情報をアップデートし、同じ道を通った場合、2回目は別の内容に差し替わる。
複数の人工知能(AI)を組み合わせたシステムにより、生成AIがインターネット上の情報からトピックを創出し、別のAIが適切な情報を適切なタイミングで発信するという。
実験の期間は2025年2月末まで。期間中に効果などについてアンケートを実施する。同社は実験終了後もサービスを継続し、東京圏などへの拡大を計画している。将来は車載アプリとしての提供をめざしている。
実証実験は、さいたま市美園地区の生活の質向上をめざす「スマートシティさいたまモデル」構築事業費補助金の対象に選定されている。
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