岩手県企業局が発電し固定価格買い取り制度(FIT)で売電している再生可能エネルギー電気が全て県内で消費されることになった。達増拓也知事が26日、県内2者と再エネ電気特定卸供給の協定を結んだと発表した。同局によると全量が県内消費となるのは東北地方では初めてという。
電気供給を受けるのは東北自動車産業グリーンエネルギー普及協会(TAGA、岩手県金ケ崎町)と久慈地域エネルギー(同県久慈市)。供給期間はTAGAが2024年12月〜27年3月、久慈が25年1月〜27年3月。供給量は両者合計で年間約8万メガワット時。
それぞれ複数の水力・太陽光・風力発電所から電気を供給する。達増知事は記者会見で「世界でも国内でも生産や経済活動は脱炭素でなければだめだという風になっている。岩手は産業・経済活動にふさわしい場となっていくことが期待される」と述べた。
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