ヤーマンは25日、中国の持ち分法適用関連会社のマシェリの株式売却に伴い9億6000万円の利益が発生する見通しだと発表した。2024年11月〜25年1月期の連結決算に特別利益として計上する。

保有するマシェリの全株式(全体の35%)を譲渡する。譲渡先や金額は非公表。売却で得た利益は海外の主力市場である中国で販路拡大に投じる。

ヤーマンは15年に中国市場に参入し、19年に現地の美容機器メーカーと合弁会社の形態でマシェリを設立した。低価格帯の美容機器を共同開発し販売する。

ヤーマンは24年1月に中国で子会社を設立し、販売戦略を強化している。足元では中国の景気減速や、東京電力福島第1原子力発電所の処理水海洋放出による不買運動などを受けて販売が落ち込む。急激な状況変化に対応できるよう販路や製品展開を見直している。

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