大東建託が2日発表した2024年3月期の連結決算は、純利益が前の期比6%増の746億円だった。主力の建設事業で値上げを実施し、採算が改善した。海外のホテル事業や投資用マンションなど、買収で事業を拡大した分野も堅調だった。

売上高は1兆7314億円と5%増えた。営業利益は5%増の1048億円。建設事業は好調だった一方、不動産事業は原状回復工事の収益悪化などで利益の伸びは限られた。

25年3月期の連結業績は売上高が前期比5%増の1兆8200億円、純利益は2%増の760億円を見込む。年間配当は前期比20円増の575円とした。

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