恵寿総合病院（石川県七尾市）はこのほど、同病院の救急救命士が一般市民などからの救急依頼に対応する「けいじゅ救急搬送サービス」を始めた。緊急性は低いものの病院への移動が困難な患者に、病院の救急車を交通手段として利用してもらう。

対象エリアは石川県七尾市と同県中能登町で、受付時間は平日の午前9時から午後3時半まで。サービスではサイレンを鳴らさず救急車が自宅まで駆けつけ、搬送中も救急救命士が患者の容体に合わせたケアを実施する。

介護施設からの依頼も受け付ける。搬送時は施設のスタッフが病院まで付き添うのが一般的だが、同サービスでは救急救命士にケアを引き継げる。10月のサービス開始から累計で10人程度の利用があったという。今後も対象となるエリアや症例を広げていく方針だ。

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