空港内を飛行するスカイドライブの「空飛ぶクルマ」のイメージ(同社提供)

「空飛ぶクルマ」を開発するスカイドライブ(愛知県豊田市)は20日、米プライベートジェット運航会社のSAIフライトから、10機の購入予約を受けたと発表した。これまでに韓国やベトナムの企業などとも契約しており、予約数は計273機となった。

スカイドライブが開発しているのは3人乗り(操縦士含む)の機体で、全長11.5メートル、全幅11.3メートル、全高3メートル。最大時速は100キロメートル、航続距離は15〜40キロに及ぶ。静岡県磐田市のスズキグループ工場で3月に機体製造を始めた。納入は2026年以降になる見通しだ。

スカイドライブは量産に必要な「型式証明」を日米で26年以降に取得し、商用運航を始める方針を掲げている。米国ではサウスカロライナ州の空港を中心とした複数の飛行ルートを検討しているという。

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