不動産経済研究所が20日に発表した10月の首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)の新築マンションの発売戸数は、前年同月比23%増の1833戸だった。前年実績を上回るのは7カ月ぶり。東京23区を中心に大型物件の供給が増えた。平均価格は41%増の9239万円だった。
地域別では東京23区が70%増え、千葉県は44%増、神奈川県は15%増だった。東京都下は59%減、埼玉県は51%減だった。
首都圏全体での消費者の購入割合を示す初月契約率は83%と好調さの目安である70%を上回った。東京都中央区で建設中の超高層マンション「ザ 豊海タワー マリン&スカイ」などの注目物件の発売が影響し、2015年11月以来の80%台となった。
東京23区の平均価格は49%増の1億2940万円で6カ月連続での1億円超えとなった。資材の高騰や工事現場の人手不足などで建設コストは膨らんでおり、価格は首都圏全てで上昇した。
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