旧ビッグモーターでは保険金不正が横行した

中古車販売大手の旧ビッグモーター(BM)から修理不正への対応を引き継いだBALM(バーム、東京都多摩市)は20日、顧客への補償対応を11月下旬に始めると発表した。不正が広がったとされる2018年1月から23年8月までに、旧BMで修理を受けた約20万人を対象とする。

バームは11月下旬から被害の有無にかかわらず約20万人におわびの手紙を送る。必要のない修理をするなどして不正に請求していた恐れのある案件は実額を返金する。損害保険会社に対して不正に請求していた場合は損保会社に返金する。

不正の有無は旧BMや損保各社の記録から判断する。まずは18年以降の案件の補償を優先し、17年以前の案件は進捗を踏まえながら対応する。

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