政府が年内に改定案をまとめる中長期的なエネルギー政策指針「エネルギー基本計画」を巡り、2040年度の原発の電源構成目標は30年度の20~22%と同水準になる公算が大きいことが19日分かった。再生可能エネルギーは拡大する方針で、40年度は30年度の36~38%から上積みし、火力を上回り最大電源にする方向だ。

 今後、与党や国民民主党と詰めの調整に入る。人工知能(AI)の普及で増加が見込まれる電力需要や、電源拡大の鍵を握る次世代技術の普及を明確に見通すことは難しく、野心的な指標や現実路線を意識した複数のシナリオを示す見込み。

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