横浜ゴム本社前を走行するT2の自動運転トラック

横浜ゴムは19日、トラックの無人運転技術を手掛けるスタートアップのT2(東京・千代田)が実施する自動運転トラックの公道実証実験に参加すると発表した。タイヤの遠隔点検サービスを提供し、将来的な実用化に向け知見を蓄積する。

実証実験は、運転手が乗車し状況に応じて運転に介入する「レベル2」を想定する。11月から2026年3月までに東名高速道路と新東名高速道路の一部区間で実施する。

自動運転車両ではタイヤを点検する機会が少なくなることが想定されている。横浜ゴムはタイヤ内に設置したセンサーから空気圧などをリアルタイムで監視するサービスをT2に提供する。自動運転トラックに求められるタイヤの性能を検証し、新商品の開発にもつなげる。

T2は三井物産が中心となって22年に設立した。特定条件下で運転を完全自動化するレベル4の自動運転トラックによる27年の幹線輸送実現を目指している。

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