不二家が富士裾野工場(静岡県裾野市)に建設する天然水ボトリング施設の完成イメージ

不二家は18日、飲料水事業に参入すると発表した。約50億円を投じ、現在菓子を生産する富士裾野工場(静岡県裾野市)に天然水のボトリング設備を設ける。2025年12月の稼働を予定し、防災需要などを見込んで2リットルペットボトル製品を中心に生産・販売する。

富士裾野工場では「ホームパイ」などの菓子を生産しており、製造過程で工場地下からくみ上げた天然水を使用している。ボトリング設備と自動倉庫の新設で製品としての出荷ができるようにする。生産能力は1時間あたり2リットルペットボトル約9000本を予定する。

不二家は菓子事業や洋菓子店事業のほか、清涼飲料「ネクター」や「レモンスカッシュ」など飲料事業を展開する。23年12月期の飲料事業の売上高は44億円だった。

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