アルツハイマー病治療薬「レカネマブ」は日米中など8カ国・地域で承認を取得している

エーザイと米バイオジェンは15日、アルツハイマー病治療薬「レカネマブ(製品名レケンビ)」について、欧州連合(EU)で新薬を評価する欧州医薬品委員会から承認勧告を受けたと発表した。勧告を受け、今後67日以内に最終的な承認の可否が決まる見通し。7月に一度否定的な見解を受領し、再審議を請求していた。

欧州医薬品委員会が15日付で見解を示した。特定の遺伝情報を持つ早期アルツハイマー病患者を対象にすることで承認勧告を得た。今回の対象患者はアルツハイマー病患者の8〜9割を占めるとみられる。

欧州医薬品委員会は「今回対象となる早期アルツハイマー病患者にとって、レケンビのメリットはリスクを上回る」と判断した。エーザイによると欧州におけるアルツハイマー病の患者数は690万人と推定される。

レケンビはこれまで日米中など8カ国・地域で承認を取得している。

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