TOPPANホールディングスは13日、2025年3月期の連結純利益が前期比6%減の700億円になる見通しだと発表した。従来予想から145億円引き上げた。投資有価証券の一部を10月に売却し売却益274億円を24年10〜12月期に計上することを反映した。

同日発表した24年4〜9月期の連結決算は、売上高が前年同期比3%増の8261億円、純利益は79%増の323億円だった。海外でパッケージやバリアフィルムの販売が拡大した。人件費の増加などで販管費は増加したものの、増収効果で補った。投資有価証券の売却益も利益水準を押し上げた。

同社は投資有価証券の売却益は出版印刷の販売体制の再編や紙器事業の拠点集約など、低収益事業の構造改革費用に充てるとしている。

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