名古屋市は13日、喫煙などが原因の慢性閉塞性肺疾患(COPD)を啓発する「世界COPDデー」にあわせ、禁煙ブースの設置や庁舎のライトアップを実施すると発表した。COPDデー当日の20日に名古屋市庁舎をライトアップするほか、庁舎内に禁煙支援事業を紹介する展示を設ける。

名古屋市は市民の禁煙支援に力を入れており、COPDデーのイベントはその一環。オンライン診療などを手掛けるリンケージ(東京・中央)と組み、7月から禁煙プログラムの提供も始めた。保健師などの専門スタッフがオンラインでの面談を通じて禁煙を支援する。

補助薬が自宅に届く仕組みで仕事や育児をしながら禁煙に取り組む市民のニーズに応える。期間は6カ月ほどで、薬などの費用は3000円。11月時点で130人以上の申し込みがあったという。30〜50代の男性が多い。

リンケージの担当者は「申し込みをすればすぐに家に補助薬が届き、プログラムもオンラインで始められる。禁煙をしたことがなくても取り組みやすい」と説明している。

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