HYPERIONの南出昌弥代表

ベンチャーキャピタル(VC)のHYPERION(ハイペリオン、東京・港)はこのほど、1号ファンドを設立した。運用額は5億1000万円。人工知能(AI)を活用して既存産業の変革を後押しする創業期のスタートアップに投資する。

運用期間は8年で、12〜14社程度に投資する。初回投資金額は1000万〜4000万円を予定し、状況に応じて追加出資も実施する。出資先には週次でミーティングをしながら、事業戦略策定や資金調達、顧客獲得などを伴走して支援する。

例えば、販売業務、プライバシー管理、セキュリティー、ヘルスケア、法務など各業界の特定業務をAI技術で代替するアプリケーションの開発に取り組むスタートアップを発掘する。

ハイペリオンは大手VCのインキュベイトファンド(IF)出身の南出昌弥氏が2024年10月に設立した。IFは若手キャピタリストの独立を支援するファンドを運営しており、これを通じて南出氏の1号ファンドに5億円を出資した。

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