丸井グループが12日発表した2024年4〜9月期連結決算は、純利益が前年同期比6%増の121億円だった。金融事業でクレジットカードの取扱高が伸び、手数料収入が増えた。小売事業では飲食店や体験型テナントを商業施設に導入したことで集客力が高まり、収益を押し上げた。
売上高にあたる売上収益は11%増の1239億円、営業利益は15%増の215億円だった。金融事業では家賃や公共料金などの定期払いが伸び、クレジットカード「エポスカード」の取扱高が9%増の1兆1122億円と過去最高を更新した。セグメント別の営業利益は金融事業が6%増の224億円だったほか、小売事業も67%増の33億円と好調だった。
25年3月期通期の業績予想は据え置いた。売上収益は前期比8%増の2542億円、純利益は7%増の265億円を見込む。
同日、200億円を上限とする自社株の取得枠を設定したと発表した。発行済み株式(自己株式を除く)の5.88%にあたる1100万株を上限に実施する。期間は15日から25年5月15日まで。
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