豊和銀行が12日発表した2024年4〜9月期の単独決算は、税引き利益が前年同期比2.8倍の8億9000万円となった。金融商品の窓口販売手数料など役務取引等利益や貸出金利息が増加した。売上高にあたる経常収益は0.8%増の54億円だった。4〜9月期として増収増益は3年ぶり。
銀行単体の本業のもうけを示すコア業務純益(投資信託解約損益を除く)は32%増の9億円と好調だった。ただ、25年3月期通期の純利益の予想は前期比25%減の6億6000万円と据え置いた。
同日記者会見した権藤淳頭取は据え置きの理由について「日銀の政策金利の利上げ動向や日本経済の状況が不透明で、地域の経済環境にどのような影響を与えるのか予想するのは難しい」と話した。
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