シャープが12日発表した2024年4〜9月期の連結決算は純利益が前年同期比4.6倍の229億円だった。上場株式5銘柄の売却に伴う投資有価証券売却益(282億円)を特別利益に計上したことが寄与した。売上高は5%減の1兆964億円、営業損益は4億円の黒字(前年同期は58億円の赤字)になった。
複合機やパソコンなどで構成するオフィス関連事業で前年同期の1.8倍の182億円の営業利益を確保した。テレビ向け大型パネルを手掛ける堺工場(堺市)の稼働を停止するなど構造改革を進めている液晶パネル事業の損益は、中小型パネルの苦戦などで248億円の赤字(前年同期は296億円の赤字)だった。
【関連記事】
- ・シャープ、EVテコに鴻海と関係再構築 初の模型車公開
- ・シャープは「ワオ」なEV作れるか 特許出願10年で4分の1
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。