京都商工会議所は11日、京都産業大学と起業家の育成支援や地域振興の活性化を柱とする包括連携協定を結んだ。期間は2年間。大学の授業やセミナーに起業家を派遣したり、大学の就職説明会に会員企業が参加したりすることで、連携を深める。京都商議所が同様の包括協定を結ぶのは京都府立大、京都外国大に続き3例目。
協定の具体策として、京都産業大付属高校への日商簿記検定の受験料助成をはじめ、国際交流の促進に貢献する人材育成などを盛り込んだ。
京都市内で同日記者会見した在間敬子学長は「会計に強い人材の育成や、京都に就職したい学生とのマッチング支援などを強く押し進めたい」と述べた。京都商議所の堀場厚会頭代行は「学生には京都企業の理解を深めてもらいたい。さまざまな事業を通じて実効性のある取り組みを進めたい」と抱負を述べた。
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