東京電力と中部電力が折半出資する発電会社JERA(ジェラ)は1日、武豊火力発電所(愛知県武豊町)で1月に起きた火災の原因を調べた結果、木質バイオマス燃料を高速で大量搬送していたために設備内で粉じんが発生し、装置の摩擦熱で着火したことが新たに分かったと発表した。
ベルトコンベヤーからバイオマス燃料を一時保管場所に供給する装置内で、清掃が難しい場所に粉じんが堆積。近くの設備の部品が摩擦で高熱になって着火し、爆発が生じたという。粉じん濃度が高かったバイオマス燃料の搬送路内にも爆発が広がった。同社はこうした原因を踏まえて今後、再発防止策を検討する。
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