スーパーの販売額は、生鮮野菜などの価格上昇の影響で増えた(福岡市のロピア博多ヨドバシ店)

九州経済産業局が8日発表した9月の九州・沖縄の百貨店・スーパー販売額(既存店、速報値)は、前年同月比4.5%増と36カ月連続で前年を上回った。新規出店分を含めた全店販売額は4.4%増の1376億円だった。百貨店で時計などの高額品が好調だった。プロ野球福岡ソフトバンクホークスのパ・リーグ優勝セールも押し上げ要因となった。

百貨店では既存店販売額が5.2%増となった。国内富裕層を中心に時計や美術など高額品がよく売れた。球団優勝セールで総菜や菓子が売り上げを伸ばした。インバウンド(訪日外国人)需要も引き続き好調で、バッグや財布などの高級ブランド品の販売が寄与した。

スーパーの既存店販売額は4.3%増えた。コメや生鮮野菜の価格上昇が影響した。球団優勝セールで衣料品が伸びたほか、厳しい残暑から半袖服や汗ふきシート、水筒などもよく売れた。

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