日本製鉄は7日、2025年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比44%減の3100億円になりそうだと発表した。従来予想から300億円下方修正した。国内外で鋼材の出荷が減り、利益を押し下げる。原料炭や鉄鉱石など原料価格の下落による在庫評価減も響く。
売上高にあたる売上収益は3%減の8兆6000億円、本業のもうけを示す事業利益は23%減の6700億円を見込む。従来予想からそれぞれ2000億円、300億円下振れする。純利益は事前の市場予想の平均(QUICKコンセンサス、3715億円)を2割下回る。
同日発表した24年4〜9月期の連結決算は、売上収益が前年同期比1%減の4兆3797億円、純利益は19%減の2433億円だった。
鉄鋼大手ではJFEホールディングスが6日、2025年3月期の連結純利益を従来予想から750億円引き下げ前期比34%減の1300億円になる見通しだと発表している。
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