スイスで開催中の万国郵便連合(UPU)の年次会合で目時政彦国際事務局長は6日(日本時間7日未明)、2025年に実施する事務局長選挙に再選に向けて立候補すると表明した。目時氏は22年から事務局長に就いている。
選挙は25年9月にドバイで開催する万国郵便大会議で実施する。現時点で目時氏以外に立候補を表明している候補者はいない。立候補の受付は25年2月から7月までとなっている。当選すると、任期は29年までとなる。
UPUは国際郵便の料金やルールを策定する専門機関で、192カ国・地域が加盟する。1874年に設立され、今年で150周年を迎える。
目時氏は旧郵政省出身で、12年からは2期8年間にわたりUPU郵便業務理事会の議長を務めていた。
1期目の23年には世界税関機構(WCO)と連携協定を結び国際物流の電子化や通関における手続きの迅速化に取り組んだ。目時氏は1期目の取り組みを継続することが必要だとし「グローバルな郵便ネットワークを一層強化するために最大限の努力をしたい」と語った。2期目には郵便事業における持続可能な開発目標(SDGs)の推進や途上国へサイバーセキュリティーの確保に向けた支援を実施するとしている。
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