外国為替市場では30日に発表されたアメリカの雇用に関する指数が市場の予想を上回り、アメリカの中央銀行にあたるFRBが早期に利下げするという観測が後退したことを受けて、円を売ってドルを買う動きが強まっています。
1日の東京市場でも日米の金利差が改めて意識されてじりじりと円安が進み、1ドル=157円台後半で推移しています。
市場関係者は、「政府・日銀が市場介入を行ったという見方が強まる中で、引き続き介入への警戒感が根強いものの、アメリカの長期金利が上昇し徐々に円安が進む展開となっている。ただ、投資家の間ではアメリカの金融政策を決める会合の結果の公表と、FRBのパウエル議長の会見を日本時間のあすに控え、積極的な取り引きは控えられている」と話しています。
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