コニカミノルタは5日、遺伝子検査事業を手がける子会社の米アンブリー・ジェネティクスを米テンパスAIに売却すると発表した。売却額は6億ドル(約910億円)。業績不振が続く遺伝子検査を切り離し、事務機など他事業に経営資源を集中する。
売却に伴い、2025年3月期の連結業績(国際会計基準)に約410億円の売却益を計上する。最終損益はトントン(前期は45億円の黒字)とする従来予想を据え置く。
同日、売却する遺伝子検査事業を除いた継続事業ベースの営業損益が140億円の赤字になりそうだと公表した。従来予想(130億円の黒字)から270億円下方修正する。一部事業の減損リスクの織り込みなどによる一過性費用約290億円を反映させる。
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