スズキが公開したEV「eビターラ」

スズキは4日、同社初の電気自動車(EV)の量産モデル「eビターラ」をイタリア・ミラノで公開した。2025年春にインドで生産を始め、同年夏ごろから欧州やインド、日本などで順次発売する。鈴木俊宏社長は同日、eビターラの展開について「カーボンニュートラル実現のための非常に重要なマイルストーン」とするコメントを出した。

これまでスズキはEVの試作車を「eVX」として公開し、25年までの発売を表明してきた。eビターラはeVXをもとに開発した量産型の多目的スポーツ車(SUV)で、スズキは世界戦略車のEV第1弾と位置づける。価格は明らかにしていない。

スズキは資本提携するトヨタ自動車などと、EVの共同開発に取り組んできた。10月にはインドで生産したEVを、トヨタにOEM(相手先ブランドによる生産)供給すると発表した。

【関連記事】

  • ・スズキ、トヨタにEV供給 インド生産車を25年春から
  • ・トヨタ、北米電池生産「新工場も検討」HV・EV両にらみ

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。