リニア中央新幹線工事現場の見学ツアーに参加した近隣住民=4日午前、JR品川駅

 JR東海は4日、リニア中央新幹線の品川駅の工事現場を、近隣住民に公開する初の見学ツアーを開催した。東海道新幹線品川駅直下で建設を進めており、リニア各工区の中でも難工事の一つとされる。本格的な工事は2016年に始まっている。

 現場は地下約10メートルの位置にあり、東海道新幹線の駅や線路などを新たな基礎で支える作業が進む。その後さらに約40メートル掘り進め、リニアが通るトンネルなどを建設する。品川―名古屋間の開業は当初予定してた27年から、34年以降にずれ込む見通しとなっている。

 ツアーでは工事現場の真上を東海道新幹線が走っている様子も確認できた。

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